MBAの剪定を始めています。

 

ブドウの始まりはこの剪定作業から。

 

昨シーズンのブドウを振り返り

今シーズンのブドウを見込み

そして、来シーズンへの投資

 

3シーズンを考えながらの作業です。

 

少し専門的なことを事ですが、X字長梢剪定という仕立て方です。

ざっくり言うと、長く枝（＝梢）を残して、X字に仕立ててるという方法です。

（なんのこっちゃ分からないですが。）

この剪定技術にはブドウ栽培のノウハウがギュッと詰まっています。

本当に、ブドウの事、植物の事を熟知した技術です。

ただ、まだまだ分からない事ばかりなので、勉強は続けます。

だからブドウ栽培は面白いと言えるのかもしれないです。

 

上ノ山圃場のMBAですが、樹齢20年を超えています。

私たちが管理するようにになり、5年目を迎えました。

このMBAは一癖ありまして、X字長梢剪定ではあるのですが、全くこの技術が活かされていない状態でした。

まっすぐ枝が伸びている方が良いのですが、うねうね曲がり、蜷局を巻き。

枝と枝がぶつかり窮屈になっていました。

本来よりかなり収量を多くしていたようで、樹勢も弱くなっていました。

 

少しでもブドウがのびのびと成長できるように。

毎年、美味しいブドウを実ってくれるように。

5年かけて少しずつ改善を図ってきたのが、私たちのマスカット・ベーリーAです。

あと3年はかかるかな？

 

今年はどんなシーズンになるのか。

どんな出会いが待ってるのか。

ワクワクしながら、剪定しています。

 

ちなみにこの圃場に関して、X字長梢剪定を習得していない事を悪くは捉えていません。

管理は大変ですが。

農家それぞれのストーリーが沢山詰まっています。